Km10070
ProMEDメール2009-04-01の感染症に関連した情報を配信します。
1.FDA。メキシコ風チーズでリステリア症疑い。回収
2.南アフリカ・クワズールーナタール州の牛のcorridor disease
3.オーストラリアでクリプトスポリジウム症の指紋取り
4.私信。ベトナムとマレーシアからドイツに戻る旅行者23歳はチクングンヤ
5.中国の手足口病の取り組み
6.私信。医薬品由来化合物の人間健康危険について。あまりない
7.南アフリカ・クワズールナタール州のアフリカ馬疫。患獣は140頭以上
8.イスラエル政府。馬脳症を厩舎数十か所で観察。治療はなく支持療法
9.FDA。日本脳炎ワクチンIXIAROを認可
10.インド・ムンベイでハシナガイルカ1匹が死亡。浜に打ち上げていた
1.FDA。メキシコ風チーズでリステリア症疑い。回収
PRO/AH/EDR> Listeriosis, Mexican-style cheeses - USA: risk, recall
リステリア症。メキシコ風チーズ。米国。危険、回収。3/23。食品医薬品局(FDA)
トレスヒルズデールカントリーチーズ(ミシガン州リーディング)はリステリア汚染疑いでアサデロとオアハカのソフトメキシコチーズの回収を拡張した。
これでリステリア症を起こすことがある。発症にはリステリア・モノサイトゲネスの汚染食品を食べることが必要だ。これは珍しいが潜在的に致命的な疾患であ
る。リステリア症は高熱、激しい頭痛、頸部強直、吐き気などを起こし、さらに流産や死産も起こす。幼児、妊婦、高齢者、免疫不全者はこの感染症になりやすい
。これらを経験した人は直ちに治療を求めること。
商品は以下の州に出荷した。イリノイ州、インディアナ州、ミシガン州、ジョージア州、テネ� �ー州、ケンタッキー州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ
州、オハイオ州、ウィスコンシン州、ニュージャージ州、ペンシルベニア州、フロリダ州、アラバマ州。
09/2/23、ミシガン州農務局食品酪農場部検査官はアサデロチーズの通常の検体を取り、ミシガン州農業局研究所で検査し、リステリア・モノサイトゲネス汚染だ
と証明した。
回収したアサデロとオアハカのチーズ製品は10ポンドのボールで小売り店とデリに出荷し、16オンスと12オンスのプラスチック包装で名前「Aguas Calientes」と
して売った。また商品は透明プラスチックで収縮包装6ポンドで名前「El Jaliciense」でも売った。包装のラベルは名前「トレスヒルズデールカントリーチーズ合
同会社」でもいい。回収は08/8/1(賞味期限08/10/29)から09/2/27(賞味期限09/5/10)までのすべての生産日付について行う。
今まで回収した商品に関連した病気の報告はない。消費者と小売店は、回収した未使用の商品すべてを製造業者に返すこと。
2.南アフリカ・クワズールーナタール州の牛のcorridor disease
PRO/AH/EDR> Corridor disease, bovine - South Africa: (NL), susp., RFI
corridor disease。牛。南アフリカ。クワズールーナタール州。疑い。3/30。地元紙。corridor熱の集団発生の恐れ
corridor disease[別名タイレリア症、東海岸熱]の集団発生はPongolo地域の雌牛の死亡の原因では。農業環境業務KZN MEC(クワズールーナタール州総務会)は、
省が死亡の実数を知らないというが、20頭以上だと疑う。(省略)
3.オーストラリアでクリプトスポリジウム症の指紋取り
PRO/AH/EDR> Cryptosporidiosis - Australia (02): (NS)
クリプトスポリジウム症。オーストラリア。ニューサウスウェールズ州。3/31。暗号の手掛かり。1人が集団発生で非難。
遺伝子検査ではシドニーのクリプトスポリジウム集団発生で感染者1人が他の全員の原因になったのではと疑う。感染動物や天候などの環境条件が原因ではない
ショック首輪は安全です
。先月[09年2月]始めに最新の集団発生があり、628人が病気になった。一年前[08年]では482人。
マクオーリー大学の研究者はこの検査はあくまでも実験的で、現在の集団発生の起源を同定できないという。しかし、目標は、この仕事から世界をリードする安
価な自動化検査を開発し、将来は集団発生に関係する原虫の株を迅速に同定し、原因も急速に追跡し、感染症は封じ込むことだという。
マクオーリー大学生物科学科の研究者はクリプトスポリジウム集団発生は、既存の技術を使う場合、追跡は困難だという。人間に感染する重要な原虫として2「
種」があるという。Cryptosporidium hominisは直接に人間から人間へ接触して感染する。Cryptosporidium parvumは動物でも感染できる。この2種で各々異なる約
40株がある。
しかし、事実上、ほとんどの集団発生でどの株が責任があるかはわからなかったという。10年前Warragambaダム汚染が起こり、シドニーっ子は水を煮沸するのを
守った。「クリプトスポリジウムだとはいうことは知っています。簡単に言うと、微生物の指紋を最もとりやすい方法を捜しています」
新しい検査では個々の患者の結果を比較し、普通の型があるかどうかを捜す。
「同じレストランで全員食べたのか、同じデイケアセンターや水泳プールに行ったのか確かめることもできます」
NSW保健部は最新の集団発生から数百件の検便検体を提供し、マクオーリー大学原虫研究者が検査を行った。
「現在の集団発生から約250件の検体を解析� �全員同じ株は」Cryptosporidium hominisだったという。
それが違う原因から由来した場合、複数の株を見ることを予定していた。過去12か月に報告した散発例を解析し、24株を同定し、人間種や動物種両者に関係する
。
感染した人で必ずしも病気と思われない人は通常排泄物のグラムあたり5000-10000個の原虫があったという。しかし、最新の集団発生からの検体は100万個以上に
なった。「多くの原虫を見ればみるほどきたないですね」
次の2年間で、オーストラリア調査協議会と保健部で出資したプロジェクトは最高4000人までのクリプトスポリジウム患者から原虫の「指紋をとる」予定である
。
4.私信。ベトナムとマレーシアからドイツに戻る旅行者23歳はチクングンヤ
PRO/EDR> Chikungunya (06): Germany ex S.E.Asia
チクングンヤ。ドイツ←東南アジア。4/1。地元紙
ベトナム(09/2/24-3/9)とマレーシア(09/3/9-12)から戻る旅行者23歳は血清学的確認症例のチクングンヤウイルス感染症だった。発熱の発症日は09/3/17。
5.中国の手足口病の取り組み
PRO/EDR> Hand, foot & mouth disease - China (05)
手足口病。中国。4/1。『ネイチャー』。中国のウイルス集団発生は政府の取り組みを検証。
中国の手足口病の集団発生は[09年]1月以降、子供19人が死亡し、約42000人の病人があった。研究者はこの疾患を検出するよい監視システムとワクチン開発を急
ぐ行動を提唱する。「手足口病を防止し封じ込める状況は現在非常に重大です」と先週中国健康省広報。さらに多くの症例がでると予期されている。普通5月から7
月までにこの疾患はピークに達する。薬物療法はなく、省は予防と封じ込めに集中する。
この集団発生は、近年中国を冒したシリーズで最新のものである。エンテロウイルス71型と呼ぶ、速く拡大したウイルスで起きた。「中国のエンテロウイルス71
型集団発生は持続し、警鐘が聞こえます」 とKota Samarahanのマレーシアサラワク大学のウイルス学者。1997年、サラワク州はアジア太平洋の領域で手足口病の初
犬の衝撃の樹皮襟
めての集団発生を見た。この疾患はインフル様の症状と、手と足の発疹と口内炎が出る。ピコルナウイルス科に属する多くのタイプのヒト腸内ウイルスで起き、主
に糞便や経口の経路を通して感染する。正常では軽症だが、この疾患は命にかかわる場合もある。数種のウイルス、特にエンテロウイルス71型は脳幹の炎症を起こ
し、結果として心不全と肺の体液が蓄積する。
1997年、サラワク州でこの疾患の患者2600人以上を報告し、29人は死亡した。翌年、台湾では届出疾患129,000人、死者78人があった。中国本土で、初めての届出
疾患は1999年の広東省深○にあった。最初は、集団発生は局部的で、報告の死亡もなかった。しかし、2004年以降、集団発生は重篤で、 広範囲に及んだ、と北京を
拠点とする中国疾病対策センターの感染症専門家。
08年5月、中国健康省は手足口病を届出疾患の第「C」型に追加し、すべての診断症例は病気の監視で全国のウェブシステムを通して報告することにした。また報
告要件を効率化する措置を決めた。省も隠蔽に対して厳しい態度を取ることを誓約した。実際に先月、河南省で感染症の発生数と死亡数を隠した保健当局4人を解
雇された。
今年、エンテロウイルス71型は多発地点2か所の検査で確認した症例のほとんど全員にあった。河南省と山東省である。
中国疾病対策センターの感染症専門家は、この疾患の増える毒性が循環ウイルス株の遺伝変化によるのではと疑う。04年以前に、優勢な株はC4bと呼んだが、以来
、これと� �う株C4aは最も多くなった。この変更を起こしたものは明瞭ではない。速く変異するウイルスの遺伝学と感染傾向についてほとんど何もわからない。ほと
んどの研究は臨床的で、例えばある集団発生の株や疾患の臨床特徴を同定し、特に神経学合併症をめざす。ワクチン開発を促進するためエンテロウイルス71型の基
本的な生物学を理解するそろそろ時間ではと多くの研究者は話す。
中国健康省と疾病対策センターが資金を提供し、専門家と同僚は昨年の集団発生の大人と子供で感染率を測定し患者8千人以上から取った検便検体と咽頭ぬぐい
液を解析した。予備結果では感染症率は驚くほど高度で、ウイルス保菌者は多く、しかも症状はない人がだくさんいるという。
専門家は、世界がウイルスに困っているかに ついて2つに分かれる。英国リバプール大学神経科医はエンテロウイルス71型感染症は国際スケールで正当な評価は
まったくなく、公衆衛生的には現在考えられる以上の大きな危険になるという。しかし、中国の世界保健機関の担当者は「心配することはありません」という。エ
ンテロウイルス71型の症例など手足口病の公衆衛生影響力は他の普通の小児期疾患と同様に重症ではないという。エンテロウイルス71型感染症の最近の見かけの増
加は疾患有病率の増加というよりも高い報告率によるものだろうという。「密接に状況を監視し、それに合うよう方針を決めます」
○ 土偏に川
6.私信。医薬品由来化合物の人間健康危険について。あまりない
PRO/AH/EDR> Drugs, fish, contaminated waterways - USA (02)
薬剤。魚。水路汚染。米国。4/1。私信。ProMED 20090331.1246
確かに医薬品由来化合物(PhACs)で汚染した魚や水源があると心配になる。カナダ、米国、ドイツのたくさんの研究がそのような化合物(脂質調節薬剤、抗けいれ
ん薬、抗うつ剤、鎮痛剤、エストロゲン)が川、湖、流れなどの地表水や地下水源を汚染すると同定したが、その濃度は典型的に低く(mcg/L、ng/L)、河川の流水量
ショック首輪、大きな犬
、水源の大きさ、水処理設備の距離に依存して増減する。これら化合物も水源に達する時化学反応をして、不活性(または活性)になる。
生物濃縮は心配だが、この化合物が人間の健康へ危険をもたらすという現在入手できる証拠はほとんどない。身体で微量が相互作用する時、この化合物の健康影
響疑いについて心配は確かにある。実際、この市の飲用水でPhACs、パーソナルケア商品、内分泌物調節化合物のレベルを見る一握りの研究がある。1つの研究だけ
が、実際、水道にある一定の化合物(ASA、クロフィブレート、シクロホスファミド、インドメタシン)が人間の健康影響と関係するかを試みた(シュルマンなど、
2002年)。
管理者の注は繰り 返す価値がある。なくしたものは多いが、そもそも見たくなかったのだ。これらの化合物は存在していて、環境で蓄積している。しかし、PhACs
が実際飲用水の水源に入る証拠も人間の健康にマイナスの影響を与える証拠もほとんどない。
7.南アフリカ・クワズールナタール州のアフリカ馬疫。患獣は140頭以上
PRO/AH/EDR> African horse sickness - South Africa (02): (NL), RFI
アフリカ馬疫。南アフリカ。クワズールナタール州。4/1。地元紙。馬疾患はクワズールナタール州を揺り動かす。
アフリカ馬疫(AHS)の患獣は140頭以上、うち死獣100頭。08年12月集団発生以来、クワズールナタール州で記録中と水曜[09/4/1]ある新聞。国でこの疾患の最高の
発生率であると専門家。この疾患は1種のブユで感染し、多くは暖かく雨が多い夏に起こる。(省略)
8.イスラエル政府。馬脳症を厩舎数十か所で観察。治療はなく支持療法
PRO/AH/EDR> Equine encephalosis - Israel: 2008
馬脳症。イスラエル。08年。4/1。イスラエル獣医サービス。馬の疾患。馬脳症
08年10月から09年1月、馬の発熱疾患は国中の厩舎数十か所で観察した。一貫した試みの結果、この疾患は馬脳症[EE]として診断した。この疾患は馬脳症ウイルス
[EEV]で起こる。この疾患は一度もイスラエルで診断したことはない。
ウイルスの隔離、同定、特徴は[イスラエルのバイト・ダガン]キムロン獣医研究所(KVI)ウイルス学検査室と英国ウェイブリッジ[獣医学研究所]ウイルス科が実行
した。
◇感染経路と潜伏期。
EEVはヌカカ属のブユで感染する。ウイルスはブルータングウイルスと関連し、ウマ科の全動物(馬、ロバ、シマウマ)と…時に…象は感染症にかかりやすい。潜
伏期は3-10日。臨床所見の文献で限定した� �報があり、所見は1-5日間高温、不安、減少した食欲、くちびるとまぶたの浮腫、脈拍と呼吸数の増加、粘膜うっ血、流
産、神経症状。
◇診断は血清学的(血清中和法や酵素免疫測定法、ELISA)、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)、組織培養のウイルス分離など。
◇治療。支持療法のほかに特定の治療はない。患獣の90%が合併症もなく回復する。
◇予防。ワクチンは入手できない。
9.FDA。日本脳炎ワクチンIXIAROを認可
PRO> Japanese encephalitis, FDA-licensed vaccine
日本脳炎。FDA認可済みワクチン。3/30。米国食品医薬品局(FDA)。FDAは新しく日本脳炎防止のワクチンを認可。
米国食品医薬品局(FDA)は今日日本脳炎(JE)を防止するワクチンIXIAROを認可した。日本脳炎はウイルスで起こり、このウイルスは主にアジアの蚊に感染する。
IXIAROは米国で入手できる唯一のJEワクチンになる。「このワクチンは集団発生で被害地域を旅行するか住む人に保護を与えます」とFDA生物学的製剤評価研究セン
ターの代理所長。アジアのJEは毎年約3-5万人を冒し、死者は10-15千人。JEは米国で稀に見られ、アジアに行った民間人と軍隊でわずかに見られる症例として報
告する。
JEのウイルスは脳周囲の膜を冒し、軽症感染症では見かけの症状はなく、あっても発熱と頭痛ぐらい。重症疾患では、JEは通常インフル様の疾患として始まり、
悪化すると、高熱、頸部強直、脳障害、昏睡、さらに死亡に至る。この疾患は感染蚊の経由で野鳥と豚から感染するが、人間から人間へと拡大はできない。
IXIAROは第2世代のJEワクチンで、細胞培養技術を使って作り、生産効率はより高くなり、ワクチン製造工程の管理はより信頼できるものになった。この技術は
いつでも取れる樹立した細胞バンクを利用し、一貫したワクチン品質を保証する。さらに必要があれば大規模ワクチンを急速に製造する能力を高め、一方、ワクチ
ンの安全や有効性につ いては妥協しない。
臨床研究は米国と欧州の800人以上の健康の男性と女性で行われた。参加者は、IXIAROかJE-VAX(JE-VAXは別の米国で認可ワクチンでもう製造しないもの)かを受
け取った。研究では、IXIAROが血液の抗体の十分なレベルを作り、JEから保護すると示す。JE-VAXの3回の代わりにIXIAROは2回分で済む。
ワクチンは良好な許容性があり、最も一般的に報告される有害事象は頭痛、注射部位での筋肉痛、疼痛、腫脹、圧痛。全体に対照のJE-VAXよりも耐容でき、副作
用も少ない。
詳細については、
10.インド・ムンベイでハシナガイルカ1匹が死亡。浜に打ち上げていた
PRO/AH/EDR> Dolphin mortality - India
イルカの死亡。インド。ムンベイ。3/27。地元紙
木曜[09/3/26]8フィートのイルカはJuhu浜辺で岸に打ちあげられていた。専門家によると、死んだ海洋哺乳類はハシナガイルカ(Delphinus longirostris)で、一
般的にインド洋とアラビア海で見つかる。イルカはセンタウルホテル建物の近くで砂に横になっていた。目に見える傷はほとんどないが、例外は皮膚の部分で数個
の赤い発疹がある。
「発疹は日焼けで起きたものでしょうか。イルカは非常に聡明な生き物ですが、時に身体の弱さや病気で方向感覚がなくなり、迷い、岸にやって来ます」と中央
海洋漁業調査研究所の海洋生物科学者。先週は、別の死んだイルカ1匹がVasaiで見つかったと付け加える。[09年]1月にはDadar浜辺でイルカ1匹が陸に上がった
。
「ここの漁師はイルカをつかまえたりはしません。イルカは海神として拝んでいます。しかしゴアや南インドの数部ではイルカを追い食肉にします」
インディオ水域で見られたイルカ の4種はシナウスイロイルカ、マイルカ、ハシナガイルカ、バンドウイルカである。淡水イルカは北部と東部のインドのガンジ
ス川で見られている。
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